~④~ カレンデュラ
まだまだ残暑が厳しいですが、朝夕は涼しげな風に秋を感じます。
晩春から初秋まであざやかなオレンジ色の花をつける“カレンデュラ”
季節の変わり目の皮膚のトラブルに、赤ちゃんにも使えるおすすめハーブです。
この色素成分は抗酸化作用が期待できる話題のカロテノイド。
荒れた皮膚や粘膜を修復・保護する作用があります。
マリーゴールドとも呼ばれ園芸店では多くの品種があります。
メディカルハーブとしてはカレンデュラ・オフィキナリスという学名を確認して購入されるとよいですね。
花びらを乾燥させて、植物油に約2週間漬けて有効成分を抽出させるカレンデュラオイルは、
赤ちゃんのおむつかぶれや湿疹、外傷などのスキンケアに幅広く使えます。
ミツロウで固めて軟膏にすれば、ハンドクリームやリップクリームも簡単に作れます。
同じく、ウォッカ(アルコール濃度約40%)に約2週間漬けて有効成分を抽出させる
カレンデュラチンキは、皮膚の抗菌や消炎などの作用もあり、希釈して内用・外用ともに
使えるので、胃の粘膜や目の保護にもよさそうです。
2週間漬けこんだ後は、コーヒーのペーパーフィルターで濾します。
カレンデュラはハーブショップでハーブティー用のドライハーブを購入されるとすぐに作れます。
植物油は、外用のマカダミアナッツ油やオリーブオイルが酸化しにくくおススメです。
使用期限は、浸出油は3ヶ月、チンキは1年です。
お肌は心身の状態を表す鏡とも言われています。
健やかな肌で秋の訪れを楽しみましょうね♪