日本のハーブを巡る旅🌿

日本のハーブを巡る旅🌿

青空が広がり6月とは思えない

天気が続いたり、気温も不安定で

体調管理が大変な時期ですね。

皆さまお変わりありませんか?

 

私は、次期講座に向けての準備で

今年は出来るだけマメに動いてみようと

先日久しぶりに関東方面へ出かけてきました。

 

まずは日本のハーブの歴史に登場する

水戸藩二代藩主 徳川光圀

(水戸光圀)に因んだところへ

水戸黄門で有名です✨

茨城県水戸市にある徳川ミュージアム

手入れが行き届いた広いお庭。

ほぼ貸切状態で…心地よい風が吹く中

光圀公とのツーショットです。

すぐ裏には黄門さま✨

ここ徳川ミュージアムの館内には

”救民妙薬”の写本が展示されています。

(※常設ではないらしいですが)

”救民妙薬”とは、

光圀公が66歳のとき

貧しい領民を救うために

藩医の穂積甫庵に命じて編纂された

日本最古の”家庭の医学書”のような本で

当時(江戸時代)、大ベストセラーであったそうです。

昭和の時代、一家に一冊はあったかな⁈

分厚い”家庭の医学”

よく見てました(笑)懐かしい♡

 

歴代の徳川家の中でもとくに

光圀は医学への関心が高く

食に注意することが病気の予防になるなど

医食同源の考え方だったのですね。。

そして、なんと

73歳まで長寿をまっとうされたとか。

当時の医学は”本草学”

まさに日本のメディカルハーブです🌿

江戸時代の人々の知恵と

黄門さまの温かい思いが詰まった

興味深い文献ですね📖

 

そして、次に訪れたのは

車で5分くらい先にある

水戸植物公園🌳

ハーブエリア、薬草エリア、温室

池やテラスガーデンなど

広々とした敷地が広がっています。

ハーブエリア🌿

カモミールも大きくて元気✨

そして、園内に”養命酒薬用ハーブ園”があります。

今回、私の旅の目的地No. 1です✨

 

江戸時代の水戸藩にまつわる

薬草が栽培されていて、

救民妙薬に記載されている薬草も植栽されています🌿

シンボルツリーのキハダ

救民妙薬での利用法が記載されています。

ミカン科です。時々山椒に似た実が

パラパラと落ちてきます。

 

婦人科の血行促進、

鎮痛などに使われる当帰(トウキ)

水戸産は高品質だったそうです。

葛根は風邪のひき始めに

葛花は酒毒に⁈

二日酔いに対する処方でした。

スイカズラの花。生薬名は忍冬・金銀花

腫れ物のお薬に使われていたようです。

ムラサキ。生薬名は紫根(シコン)

”アカザ” 畑の雑草ですが、

大きく育った茎は木本化し、杖にもなります。

“黄門様の杖”として大活躍✨

 

そのほか、ここで出会った興味深い

日本のハーブの数々、エピソードなど

今後の講座で折に触れて、お伝え出来ればと

楽しみにしています。

 

今回は一人旅の予定でしたが、

思いがけず、千葉にお引越しされた

シニアハーバルセラピストのFさんと再会✨

ハーブ園もご一緒できて

迷うことなく目的地へ到着できました。

夜までお付き合いいただき🍻

楽しい楽しい時間をありがとうございました♪

 

メディカルハーブとの出会いがなかったら

ここに来ることは多分なかったかなぁ…

とも思います。

今回もハーブのご縁に心から感謝♡